鼻処置いやですよね
2023年05月20日
わが故郷、相生市、みつ道の駅からです。サイクリングしてきました。相生湾で牡蠣を育ててます。相生市は牡蠣が有名で、広島のものに比べて粒の大きな牡蠣が味わえます。
ところで、一般的に、鼻汁吸引処置が大切だといわれています。特に、最近は、小児に対して、抗菌薬をできるだけ使用しない代わりに、鼻処置を積極的に行っていこうという流れになっています。しかし、 鼻処置をいやがるお子さんは多いです。また、コロナ渦で鼻から綿棒を入れられて、トラウマになってしまったお子さん(大人)もおられます。気持ちはよくわかります。私も幼少期、蓄膿症といわれ、母親に首根っこをつかまれて地元の耳鼻科に何度も連れて行かれました。そこでは、鼻の奥まで吸引管を突っ込まれて、鼻をぐりぐりされてすごく痛かったのを覚えています。だから、あまり鼻吸引はしたくありません。しかし、鼻の所見によっては、処置の苦痛を考慮しても鼻処置をした方がよい場合もあります。
当院の方針として、アレルギー性鼻炎では鼻処置は行いません。副鼻腔炎の所見がありましたら、そろっと鼻吸引を行うか、鼻の粘膜を広げる処置を行っています。しかし、鼻かみがうまくできない3歳くらいまでの子供さんで、ネバネバの鼻水がたまっている場合は、頑張って奥まで鼻吸引をさせてもらっています。ごめんなさい。