アナフィラキシー反応は、コロナワクチンより、抗生剤の方が多いのです。
2021年05月08日
- 写真は長命寺の石段です。808段ありますが、そんなに大変ではなく、子供連れで気軽に登れます。
- 高齢者からワクチン接種がはじまりました。草津市では、接種会場のみでの接種になります。
- 新型コロナウィルスワクチンは、mRNA ワクチンというもので、ウィルス蛋白の設計図のようなものです。これを投与することで、COVID-19の表面にあるスパイク蛋白に対する免疫ができるわけですが、接種されたmRNA自体は数秒ー数分程度で分解され、また、生成されたスパイク様タンパク質も20日以内に分解されます。また、ヒトのDNAを損傷することもありませんので、理論的には安全なワクチンなのです。有効性は90%以上あるといわれています。インフルエンザワクチンの有効性が60%くらいといわれていますから、かなりの効果が期待できます。
- 副作用として、注射した部位の腫れや痛み、 筋肉痛、関節痛、 頭痛 、倦怠感、寒気、発熱などが報告されています。特に、2回目接種の後には半数以上の方に発熱がみられるそうで、特に若い方に多いそうです。38度を超える高熱がでることもあるそうですので、仕事など休まないといけないかもしれません。
- 特に皆さん心配されているのは、アナフィラキシー反応かと思います。インフルエンザワクチンでは、100万人に1人でアナフィラキシーが起こるといわれていますが、コロナワクチンでは10万人に1人とかなり高い頻度で発症する可能性があります。
- ちなみに、平素から医療機関で処方される抗生物質(ペニシリン)では、アナフィラキシーが起こる頻度が、5000人に1人といわれ、比較にならないくらい高頻度なのです。