今年もお世話になりました。よいお年を。
2021年12月28日
寒いですね。コロナが流行しはじめた昨年の事を思うと、医院内の雰囲気は大分落ち着いてきて、補聴器診療や鼻の手術に力を入れることができました。今年は、アレルギー性鼻炎の舌下免疫治療にチャレンジされる方も多かったです。耳鼻科領域でも日々、医療は進歩していています。例えば、補聴器装用が認知症予防に効果があるといわれていましたがそれを裏付ける研究結果も多くみられるようになってきました。機会がありましたらブログでも紹介させていただきます。
ところで、一休さんの封書というお話があります。一休さんは、とんち小坊主として、私たち世代が小学生の頃、アニメで放送されていたキャラクターです。実際に600年前に実在した人物で、88歳と長生きされました。一休さんは、「不思善悪」といって、善悪を思うことをやめる。物事の善し悪しにあまりとらわれず、ありのままに認める。常に気を楽にする。ということを悟ったそうです。ちなみに、タモリさんが、笑っていいともの新規加入メンバーに「闘志あるものは去れ」といっていたそうですが、これと似てます。
その一休さんは、亡くなる時に、弟子達に一通の封書を渡し、「この先、この寺がほんとうにどうにもならないような事が起こったら、これをあけなさい」といったそうです。何年か経ち、寺に大変な問題が起こって、弟子達はどうしようもなく困りました。そして、一休禅師の封書を開けることになりました。封書にはこのようにだけ書かれていたそうです。
「心配するな、 なんとかなる」
弟子達は無事難題を乗り切ることができたそうです。